〜「ぐり、ぐりっと、」「月灯の瞬き」「カラカラ」〜短編三作公演
作・監修:深津篤史、演出:はせひろいち(「ぐり、ぐりっと、」「月灯の瞬き」)、キタモトマサヤ(「カラカラ」)、出演:金替康博、大熊ねこ、出之口綾華ほか
1/9(土)ソワレを観た。作者入院中ということで演出を外に頼んでの短編3編の上演だった。「カラカラ」は1995年震災の直後に見て衝撃を受けた作品。その時に起きていた痛みを鋭く切り取った作品で、今見ると時事性が強いために登場人物が何を問題に感じているのか分かりにくい。何故か一晩中ラジオを消せなかったことなどを思い出した15年後。
「ぐり、ぐりっと、」は新作。「月灯の瞬き」が佳作だった。なんで怒ってるのか微妙にすれ違って分からない人たちのすれ違いの物語。せつない芝居だった。