波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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平家琵琶「木曽最期」、義太夫と地唄舞「巴」、阿佐ヶ谷神明宮舞殿

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2019.8.8.(木)18時半開演。平家琵琶の語りを聞いてみたくて、1週間で3度目の阿佐ヶ谷神明宮へ。能舞台の前に椅子席が作ってあって、満席というか椅子を追加していた。入場無料。

七夕奉納舞台として、平家物語巴御前のエピソードを扱った演目2つの上演だった。

 

平家琵琶は「木曽最期」。木曽義仲の運に見放された最期のところかと思いきや、義仲の愛妾であり武者である巴が義仲に言われて去っていく部分まで。個人的にはその後の部分が好き。

復刻曲らしい。筋は先に解説があったが、知らないで聴くと古典慣れしていない人には分からないかな? ストーリーの進みがとてもゆっくりなので、物語をある程度のまとまりで語ると長時間になるのが難点だろうなあ。

基本的には2人が交代で琵琶の弾き語りをする形だったが、一部は完全に語りだった。あと一部分は二人のコーラス(って言わないのか)でちょっと良かった。

 

義太夫節地唄舞は「巴」。2018年の新作らしい。2場あり、薙刀の立ち回りを見せる舞が格好良い。新作は古文をベースにしていても音が耳に入ってきやすい。

 

観客の皆さんは真剣に見ておられて、シャッター音が出るスマホで写真が撮れる雰囲気ではなく、1枚で諦めました。ブレててごめんなさい。