波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

※当ブログでは商品等の表示にアフィリエイト(広告)プログラムを利用しています。

青年団「走りながら眠れ」「舌切り雀」こまばアゴラ劇場

平田オリザ演劇展 vol.1
作・演出:平田オリザ、出演:「走りながら眠れ」能島瑞穂、古屋隆太、「舌切り雀」山内健司
5/8(日)に観た。「平田オリザ演劇展」は平田オリザ作の登場人物が少ない作品を集めた企画。短編を中心に8作品(別言語バージョンを含む)あって、上演機会の少ない作品が多く、プチ演劇祭のようで楽しかった。「走りながら眠れ」は大杉栄伊藤野枝を扱った作品で上演時間80分。目の表情がちょっと変わっていたのは演出なのか役者の個性か?苛立つ伊藤野枝の生活感が独特だった。「舌切り雀」は日本語バージョンを観た。フランス語版が元で、人形劇というか一人芝居の20分。必ずその後にティーチインという質疑応答が付くらしい。フランスの子供向けが原型なので、人形やオーバーアクションに違和感がある。日本の子供向けとも違うかな。話も「舌切り雀」なので、なんか不思議な怖い感じだった。日本向けには多分もっと合うようにこなれていくでしょう。青年団の俳優2人と一緒に、ほんわかしたティーチインでした。