波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

※当ブログでは商品等の表示にアフィリエイト(広告)プログラムを利用しています。

「メディア」シアターコクーン

作:エウリピデス、翻訳:山形治江、演出、蜷川幸雄、出演:大竹しのぶ生瀬勝久吉田鋼太郎ほか
5/8(日)マチネにコクーンシートで観た。かたつむりと。「NINAGAWA VS COCOON」というシリーズの一環で、過去に有名になった「王女メディア」を完全に新作にしての上演だった。装置がすごい。舞台は一面水が張られていて蓮が立ち並ぶ。役者はほぼ水の中で、時に水しぶきを立てながら演じる。ぞろぞろとうごめく老女のコロス。耳まで動く馬。そして終盤現れる空飛ぶ物体…大竹しのぶらの存在感もあって、これらの迫力で勝負ありという感じだった。前の席から観ると水は掛けられるし水槽の縁があって舞台が高いので、やや後ろから観た方が良さそうです。こちらのメディアは苦悩する母。7月のク・ナウカは同じ作品ですが勝利する女が見られそうです。