2008.8.15.(金)にさわださんと観た。
3階A席、花道の入り口が見えるので○。
舞踊劇なのだけれど、ストーリーもあり戦闘シーンもありで、歌舞伎らしいものを見た満足感がある。隈取も出てくるし。
この暑いのに紅葉という季節の先取り感はくらくらするが。
最後照明をいきなり明るくするのはなんなのだろう。
「野田版愛陀姫」
作・演出:野田秀樹
出演:勘三郎、七之助、橋之助ほか
「アイーダ」の歌舞伎版をまじめに作りました、という作品。
1時間20分で筋を全部追うので、要約版のようで、「アイーダ」って話は面白いんだなあという感想。
ミュージカルは観たけど寝ちゃったので。。
野田色が出るのは祈祷師の部分だけでかなり控えめ。
隣の国との戦争については深入りしなかった。
音楽は洋物を使うので、ほぼ、歌舞伎役者を使った時代物芝居。
歌舞伎役者にしてみると能力が伝統歌舞伎じゃなくても発揮されることが示せて楽しいだろうし、よい役者とストーリーを得て芝居としては面白かった。
一方で野田秀樹に期待するものからするとあっさりと終わった印象がある。
最後は美しくまとめてほしかった。