波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

※当ブログでは商品等の表示にアフィリエイト(広告)プログラムを利用しています。

BATIK「花は流れて時は固まる」にしすがも創造舎

構成・演出・振付:黒田育世
フェスティバル/トーキョー09秋
11/15(日)17時開演の公演を観た。話題の人の代表作の再演が見られるのはフェスティバルの良いところ。そして凄かった。魂ごと掴まれたかのように、反復して伝えられる悲しみが体に響いてくる。ダンスでこんなに伝えられるんだという驚き。普段どれだけの思いを殺して自分を演じているのかと、意識していない自分の内部を見るような思いがした。内面をさらけ出すことで自分も他者も癒す系芸術の好例だと思う。音も照明も正攻法で効果的。ものすごく重いが、間違いなく必見の舞台だった。