波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「TALK LIKE SINGING」赤坂ACTシアター

作・演出:三谷幸喜、作曲・音楽監督:小西康陽、出演:香取慎吾堀内敬子新納慎也川平慈英
2/7(日)の公演をかたつむりと観た。ニューヨークと東京で上演、英語のセリフ、日本語の歌を中心に、英語・日本語が混じって話し歌われるミュージカル。字幕あり。三谷幸喜の制作の主な動機が、日米で同じものを掛けてうけるものを作りたい、歌うことに必然性があるミュージカルを作りたい、の2点と思われ、その点ではまずまずかも。が、日本語・英語の重複など、両方での上演のための工夫でいっぱいいっぱいで、少なくとも日本向けにすごく良いミュージカルではなかったかな。アメリカで上演したとしても、「オケピ!」の方が受けたんではないだろうか。(やりたいこととは違うんだろうが)
音楽は小西康陽らしい、ポップなんだけどどこか突き抜けない感じが、ちょっとミュージカルとしてはカタルシスが足りない感じ。ストーリーも凝らないんならもっとシンプルな方がよかったのでは? 役者は、香取慎吾がまずまずだったし、群舞はもう一つだと思ったが歌はみんな良かった。新納慎也が拾いもの。実験公演と位置付けるとポジティブに評価できると思った。実験だからこそ香取慎吾をキャスティングしたのかも。