脚本:倉持裕
原案・作詞・演出:ラサール石井
作曲・音楽監督:玉麻尚一
出演:哀川翔、相葉裕樹、中川晃教ほか
2023.3.7. 『ミュージカル HEADS UP!』を配信で観た。
国際交流基金の"STAGE BEYOND BORDERS"という日本を代表する舞台芸術を紹介するプロジェクト内で無料配信されている。
その中でEPAD(緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業)による舞台芸術アーカイブの作品も大量に配信されていて、こちらはEPADからの作品。
特設サイトはこちら。
『ミュージカル HEADS UP!』は、2018年に赤坂ACTシアターで再演されたオリジナルミュージカル。2時間30分の公演を2時間に編集したらしいが気付かなかった。
『リア王』を彷彿とさせるミュージカルの公演の仕込みから本番、バラシまでを描く。舞台監督が主人公で、大道具、照明、制作など演劇の裏方に焦点を当てた。
コメディータッチで、複数の人情ドラマを並行して描く。
すごく面白かったのはトラブルをねじふせる本番シーン。勢いがあって、外で見てたのに爆笑してしまった。
ミュージカルの部分は悪くはないけど、冴えない役の人が歌になると上手すぎるのは芝居としてはギャップがある。
大サビ的な展開はやられたという感想。疲れていたのもあってダダ泣き。
屋台崩しならぬ客席と舞台をつなげる演出も新鮮だった。自分も演劇ワールドの一部なんだなあ。泣いたり笑ったりエンターテイメント!って感じの作品だった。