波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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芸術祭十月大歌舞伎 昼の部「新作歌舞伎 極付印度伝 マハーバーラタ戦記」歌舞伎座

脚本:青木豪、演出:宮城聰、出演:尾上菊之助中村七之助尾上松也ほか

2017.10.7.(土)に観た。
2階東桟敷で、机があって居住環境は素晴らしいのだけれど、なんと花道が2本あって、上手側が見切れ。
2等席14000円で見切れるのはキビシイ。下手側はよく見えたので、見えない花道の絵も想像はできたのだが。


11時に始まり、休憩2回を挟んで4時前までの5時間。
3幕でこの演目だけ。その代わりに踊りあり、色恋あり、最後は大立ち回りの歌舞伎ワンダーランドだった。てんこ盛り。
力を抜いて飲み食いしながら楽しむというのが期待されている姿なのだろう。

歌舞伎らしさを意識して、見得や名乗りなどにたっぷり時間を使う演出。
現代劇の感覚だとあれこれ刈り込みたくなるが。

マハーバーラタからかなりエピソードを持ってきたと思われる。
行動からは全く善人には見えないが立派な主人公と、THE悪役の女(中村七之助が絶品)。
それになんといってもキンキラキンの衣装というより置物のような神様たちが見物。

SPAC同様、棚川寛子が作るパーカッションの音が盛り上げる。

ゲテモノではあるが見ておいて損はないという感想。外国人客には受けるだろうな。長いけど。

ところで近い将来シバ神は踊るのか?

DVDはこんなところにあった!

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