振付・演出:黒田育世
音楽:松本じろ
出演:菅原小春、小出顕太郎、樋浦瞳ほか
Dance New Air 2018
2018.10.3.の回。前売券が売り切れていて、当日券に並んだ。10数人並んで、多分みんな入れたんじゃないかな。
舞台左手前のダンサーが40分間ひたすら激しく踊り続ける。もうただそれだけとも言えるのだが、客席は泣いてる人もチラホラで、ダンサーには世界はこう見えるんだなと思った。生きている限り踊り続ける。どんなに苦しくても。ほんとにきつそうだった。3日間持つんだろうか。
席は申し訳ないくらい舞台が近くて、そのダンサーの目の前。舞台後方で起こることは踊り狂うダンサー越しに見た。多分正面からだと構成が違うはずだが、これはこれで踊ることの特別さが際立った。ほかのダンサーもかっこいいのよ。もっと見たかったな。
写真は草月プラザで同時開催されていた関連展覧会の山田幸泉「見えるもの見えないもの」。竹ひご。イサム・ノグチの石庭「天国」というのがそもそもあって、そこに展示されている。更にそこでパフォーマンスもするらしい。ビル内に石庭+竹ひごの大きなインスタレーション群。不思議。
写真で向こうに見えるのが「珠玉の赤と花の旋律」という展示の赤いピアノ。個性的な器に生けられたいけばなが夜のガラスに映ってきれいだった。