2024.3.31.(日)スタレビのアコースティックライブを観に、板橋区立文化会館 大ホールへ。正式タイトルは、
スターダスト☆レビュー ツアー 2022~24 「ブギウギ ワンダー☆レビュー」ア・カペラ&アコースティック編
以下、見るのに影響ないくらいのネタバレを含みます。
座ってア・カペラ&アコースティック編
ア・カペラ&アコースティック編ということで、根本要以外のメンバーは椅子に座っていて、要さんは踊ってる。天井から布のドレープみたいな装飾が下がっている以外は裸舞台のシンプルな装置。
衣装は黒のスーツに白や黒のTシャツなどのシック系な装い。時々見る衣装だと思ったら、なんと杉山清貴が買ってくれたという発言が。正確に言うと杉山清貴のイベントに呼ばれたときに買った衣装らしい。
初め2曲わーっと立って踊った後は「座って聞いた方がいいように作ってある」みたいな話で数曲以外は座れという指示があった。曲としてはもう少し踊ってもいい感じだったんだけど、それじゃいつものライブと同じになってつまらないということかな。
アコースティックセットということでギターはアコースティック、ドラムは寺田さんお手製のミニセット。アコギの音が太くていい響きだった。
「木蘭の涙」の絶唱
実はトイレ待ちの列が長すぎて開場時刻前に着いたのに開演に間に合わず、ちょっとむくれていたという事故?があった。(2階席からでも見やすくて良いホールなんだけど、古いからロビーが狭くトイレが少ない。満席で30分で客入れは無理だと思う)
そんなもやもやがすべて吹っ飛ぶくらいの「木蘭の涙」だった。友達を思ってというような言葉に続いての要さんの絶唱。全身全霊振り絞るような歌で、KANさんが亡くなって以来の全ライブでこんな歌を歌っているんだろうかと、歌わせて申し訳なく感じるほどだった。だけど本当にすごい歌で引き込まれた。カバーで感じる「良い曲」とは次元が違う凄み。
この後の、レコーディング時にシンセ打ち込みで作った曲のカラオケメドレーと、ア・カペラもなんだか良かった。
座っていてもコーラスやワイパーはあり。木蘭の衝撃が残っていて、一緒に歌うこと、体を動かすことの楽しさを改めて発見したり。
「ブギウギ ワンダー☆レビュー」ツアー最終盤
2022年から約2年にわたるツアーも最終盤。本編、野外編とそれぞれ別内容のツアーだが、ほんのりと同じシリーズ感もある。
ここ数回、立てとか座れとか指示が多いと思っていたら、今回は「ここで一気に〇〇して」とかもはや演出みたいになっていた。ここまで来るともうエキストラくらいの気分で楽しく参加。みんなで作るライブ、みたいな。
「WEBメッセージで繋がるアンケート」は時間とともにすっかり投稿のグランプリ状態になっていた。どれも話の展開もいいしオチも決まる。素晴らしい。
今回の板橋区は岡崎昌幸の地元ということで、岡崎さんの文化会館の思い出の話があった。合唱やコンテストで舞台に立ったことがあり、コンテストでは審査員にスタレビを聞けといわれたそうだ。40年前。慧眼の審査員さんだ。
開演は17:00、終演は19:32くらいだった。2時間半。スタレビにしてはライブ時間が短いとはいえ、曲紹介はたっぷり。同じ話を何回も聞いてるのに笑えるのがすごい。
アンコールはメンバーも立ってノリノリで、あっさりと2曲、プラス1曲だった。最後の曲で突然舞台下でマイクを持たされた人、頭上から生音でアカペラが降ってきて、いいなあというか驚いただろうなあ。