波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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パルコ・プロデュース2022「VAMP SHOW」PARCO劇場

作:三谷幸喜
演出:河原雅彦
出演:戸塚純貴、尾上寛之、岡山天音ほか

2022.8.18.(木)夜公演で、パルコ・プロデュース2022「VAMP SHOW」を観た。休憩込み2時間半。

新型コロナウイルス感染で予約していた回がキャンセルになり、チケットを再度取り直して観劇。

「全席指定グッドプライス」といって初めから1000円引きだったので、不入りが見込まれていた回だったのだろうけど、客席は7割くらい? PARCO劇場で近年見たことがない光景で、コロナ禍での興行の厳しさを感じた。

作品は再々演だが、初見。前回2001年は確かチケットが取れなかった。(その頃の三谷幸喜作品はチケット争奪戦が厳しくてキャパが小さいパルコ劇場の芝居はほとんど見られなかった)

ホラーコメディーっていうから吸血鬼が主人公の爆笑系なのかと思いきや、結構怖かった。(爆発音が苦手という個人的な理由も)

初演が1992年。その頃の三谷幸喜作品に多い、立て続けにとんでもない事態が起こるドタバタ劇を予想していたが、意外に物語がメインだった。外部に書いた作品だからかな。話の細部の詰めが甘いところにその頃の作品の感じが出ている。

とはいえにぎやかな若い芝居だった。運動量多め。動きが良くて楽しいという感想だった。白くて美しい男子が多いのは、吸血鬼っぽいっていうキャスティング?

大河ドラマの最中の三谷幸喜、過去作品の再演が続く。10月の「burst!~危険なふたり」は前回チケット取れなかったけど、今回もどうかなあ。11月・12月には「ショウ・マスト・ゴー・オン」。

2001年の公演はこちら。