波打際の舞台日記

音楽ライブ・演劇を中心に、舞台の感想・意見などを書いています。

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「谷山浩子・放課後の音楽室~MARKU音楽部~」東京文化会館小ホール

出演:谷山浩子、MARKU(円山天使・鎌田薫水)

2023.7.8.(土)「谷山浩子・放課後の音楽室~MARKU音楽部~」を同居人と東京文化会館小ホールに見に行った。

「放課後の音楽室」は楽器を演奏するゲストを迎え、谷山浩子がピアノを弾かないで歌に専念するライブ。だいたい真ん中にゲスト単独のコーナーがあり3部構成になっている。休憩込み2時間15分だったかな?

今回はMARKUの二人、ギターの円山天使と、薩摩琵琶の鎌田薫水がゲストだった。

何といっても薩摩琵琶が特徴的で、ひたすら釘付け。

和楽器なので、どう西洋音楽に合わせるかというところが難しそうで、やや実験的な感じでもあった。

琵琶っぽい演奏だと、途中で音が揺らぐし拍の取り方も少し違うのかな? 西洋音楽に慣れた耳にはちょっとハラハラするような違和感もあった。

MARKUのオリジナル曲はギターやシンセと琵琶がスムーズに合っているので、琵琶の音やリズムに合わせてるのだろう。ギターはオープンチューニングで器用に合わせられそうだったし。

琵琶をベースとして使うとそれはそれでもったいない感じがして、一番良かったのは「テルーの唄」。リュートとか中東の弦楽器みたいという感想を持った。曲の世界にもよく合っていた。

そして実はかなり良かったのがMARKUのコーラス。やさしい感じのコーラスで、「テングサの歌」はかわいく、アンコールの「さよならのかわりに」はじんわり温かかった。

ゲスト単独コーナーでは、琵琶をフィーチャーしたシンセっぽい曲のほか、琵琶の古典曲+ギターなど。谷山浩子カバー曲として演奏した「銀河系はやっぱりまわってる」が最高に盛り上がった。勢いがあってちょっとブルースっぽくて、二人のボーカルが良かった。

席はなんと最前列。ホームページ先行予約さまさま。浩子さんまで2m! なぜか琵琶のチューニングをガン見していた。演奏の手元がよく見えて、どの音がどの楽器から出てるのか分かって面白かった。

セットリストはこちら。

www.taniyamahiroko.com